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前職をあまりこき下ろすのは、マイナス評価になりかねません。
応募者が前職について、いかに人使いが荒い企業であったかを述べた後で、『わが社もそんなものだよ』といわれ、言葉につまってしまった、という例もあります。
大事なのは、相手に質問の余地を与えないくらい、こちらの説明がしっかりしていればよいのです。
説明が不十分だから、補足の質問があるわけですから」。
Q「退職の理由によって評価は変わるものですか?」。
A「退職の理由には、前向きなものと、そうでないものがあります。
やはり前向きな理由に越したことはありませんが、昨今のリストラによる部門閉鎖などとなると、本人の責任ではありませんので、気にすることはないでしょう。
それより募集企業は、退職理由で、何を知ろうとしているのかを考えてみましょう。
前職の仕事や生活態度で、何か問題となるべき箇所がなかったか。
実務能力の欠如以外では、移り気や内気、打たれ弱さ、チームワークがとれないなど、性格的な問題がなかったか。
家庭内での問題や健康問題で、勤務継続が無理な状態はなかったのかといったところでしょう。
ということは、『そのような問題はありませんでした』と先に説明を加えることにより、採用担当者も安心して先に話を進められるわけです。
ただし、虚偽の申請は、後で解雇事由になりかねないのでしてはなりません(たとえば、就業規則に違反して懲戒解雇になったのを、自己都合退職にしてしまうなど)」。
Q「転職経験が多いのは不利になりますか?」。
A「確かに退職回数が多いということは、『忍耐力がない≒移り気である≒転職癖がある』とみられるおそれがあります。
ということは、そうみられないような、しっかりとした退職説明を用意する必要があるということです。
説明で気をつけねばならないのは、『わが社でも、前職と同じような状況になったとき、この人は退職するんだろうな』と思わせないことでしょう。
ただし1年や2年サイクルで離職している人は、この際に自分の仕事感についてじっくりと考えてみたほうがよいと思います。
もっと気をつけなければならないのは、最初は十年以上勤務しているのに、転職後は、職場が変わるたびに、勤務期間が短くなっている人です。
この傾向は、最初の企業を長く勤めた人に多く、『あれ~・こんなはずではなかった。
もっとよいところがあるはずだ』という焦りが出てきて、再就職がうまくいかないわけです。
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